消火業界の基本給はどのくらい?年収は?ボーナスは?

 

私は中途採用でしたが

2019年現在で業界3位の東証一部上場企業

に10年間在籍していました。

 

会社名はあえて伏せますが社名は

ケミカル系です(笑)

 

25歳で経験5年目として評価されて

基本給は25万円でした。

 

入社後に新入社員研修などで遠回しに

聞き込みを行ったことろ

新卒で基本給21~22万円の間だと言っていましたね。

 

年収にすると

20代で400万~500万

30・40代で500万~600万って

イメージです。

 

ボーナスは業績に応じて変動しますが

工事部などの現場よりの部署は基本3・6か月分

経理・総務などの内勤の部署は基本2・4か月分

は出ていましたね。

 

冬は12月に1か月分のみで

夏に残りが支給される仕組みです。

 

 

 

残業は出るの?

私が在籍していた頃は

おかしなルールがありまして

役職毎に上限が決められていました。

 

役職なし→月60時間

主任→月40時間

主任技師→月20時間

課長→なし

 

といった具合に。

もちろん部署によっては若干違うのですが

だいたい上限、というか

会社としての月あたりの残業時間(たしか500時間)

が決まっていて、それを超えると上層部から

役員→営業本部→支店長→部長の順番で

怒られる仕組みでした。

 

2017年になると違法残業や過労などで

テレビやニュースで取り上げられた時期があり

これじゃさすがにヤバいんじゃないか?となり

 

今現在では

部署ごとの上限の仕組みそのものが撤廃され

『みなし残業』として月35時間分の残業代を

残業してもしなくても支払われ、

35時間を超えた分については

インターネットからの電子申請承認という形で

土日夜間の残業代の支払いはされやすくなりました。

 

一方で

土日夜間じゃない普通の残業については

あなたの要領が悪いからでしょ!と

上長に却下されやすくなっています。

 

 

仕事内容はどんなことをするの?

私は配属が工事部(今は名前が変わっている?)

でしたので本社には月に1回の全体会議が

ある時(絶対参加)だけ本社に行く感じでしたので

 

あまり文句は言えないのですが

自分のテーブルはあるのですが何故か椅子は無い

状態でしたね、いつ行っても・・・

 

仕事内容は工事で建物を建てる時に必要になる

消火設備を納める仕事がメインになりますので

まず建物を建てる前の計画の段階で

基本設計図や特記仕様書をもらいますよね。

 

最初にやるのが

原価検討です。

いくらくらいでできるか?をできるだけ正確に

算出してそれを積み上げていきます。

 

そしてその数字と原価検討書を営業部へ流します。

そうするとあとは営業担当者が原価が適正かどうか

を積算ソフトと照らし合わせて会社の利益を乗せて

見積書として客先と商談が進んでいきます。

 

え?

会社の利益ってどれくらい見てるかって?

新築工事で10~20%

改修工事で30~40%くらいでしたね、私の在籍時は。

 

そしたら設計図に不備や見落としが無いか

をチェックします。

ここを疎かにすると後でとんでもないことが

起る場合もあるのに意外とみなさん

ここで上がってくる設計図を信用しちゃいます。

 

設計図って結構テキトーに作られてるのに

その設計図で積算して原価検討して契約まで

しちゃうのって会社としてどうなのかなって

ずっと思っていました。

 

設計図に問題がなければそれを

CADというソフトを使って施工図化していきます。

そのあとは天井伏図(天井面の情報を図面化したもの)と

壁床(壁・床面の情報を図面化したもの)を作っていきます。

 

ぶっちゃけ上記の施工図化はCADオペレーターという

専門の人を外注として任せる事もできますが、

私は全部自分で検討して図面を書く派でした。

 

CADオペといってもピンキリで人材派遣会社から

来るCADオペさんって当たり外れがあるんですよねぇ。

ましてや消火専門とか消防法を頭に入れて

図面ができるなんてのはほぼいませんよ。

 

だいたい前の現場でちょこっと空調の

図面を書いてたけど消火は初めて、とか

そんなもんですよ。

 

そんなんに月50~60万払う訳です。

残業させようもんなら1時間で5000円

請求してきますよ、フツーに。

自分でかくわっ!!!ってなります。

 

 

次に施工要領書という

「この現場ではこうしますよ」と施工前に宣言する書類を

作成します。

これはエクセルで雛型があるのでそれを加工して

現場の仕様に合わせていきます。

 

建築工程表がきたら

それに機器や材料の流れを書き込み、

必要になる職人の数を割り出します。

 

機器や材料は納期を調べた後

業者へ見積りを依頼し条件の良いところへ

発注します。

 

職人さんは

作った工程表や施工図を流して

こちらも見積りを依頼し、契約、発注します。

 

現場の工事が着工したら

現場の規模にもよりますが

現場へ常駐する事になります。

 

現場へ常駐すると、たとえ就業規則で

勤務時間は9:00~17:35と書いてあっても

現場のルールに従う羽目になります。

 

現場はだいたい8時に朝礼があり、

ヘルメットを被って安全帯を装着しながら

ラジオ体操をすることになります。

 

現場がイヤで会社を辞める人もいます。

この辺は事前に確認しておきたいポイントですね。

新人ならば誰かの下につくことになりますが、

何をしているのか分からない状態で現場に翻弄される

ほどつらい事はありません。

 

工事が着工する10日前までに

所轄の消防署へ「着工届」を提出します。

ここで自分の消防設備士が必要になります。

 

要するに

社員としての会社でやる仕事(発注など)と

現場でやる仕事(施工管理)があるということです。

 

ずーっと書いてるといつまでも書けるので

分かりやすく箇条書きにしますね。

 

もっとはやく箇条書きにしろよって?

すみません。

 

 

社員として会社の歯車の一部としてやる仕事

・原価検討(依頼時)

・積算(依頼時)

・見積書(月1)

・請求書(月1)

・検収(月1)

・発注書類(月1)

・勤怠入力(できれば毎日)

・現場のお金の出と入りをエクセルで管理(月1)

・全体会議出席(月1)

・現場のレポート(月1)

・目標シート(年2回)

・忘年会(年1回)

・新年会(年1回)

・年始祈願(年1回)

 

 

現場に常駐したらやる仕事

・設計図管理

・施工図管理

・CADデータ管理

・工程管理

・施工管理

・官庁届出作業

・原価管理

・施工要領書、計画書

・安全書類

・施工図承認作業

・試験調整

・各種検査対応(中間・竣工)

・竣工図書

・引渡し作業

・取扱説明

など

 

 

 

ぶっちゃけおススメか?

 

うーん。

あまりおススメはしません。

 

私が辞めた理由にもなりますが

2点あります。

まずは残業です。

 

繁忙期になると残業時間は月150時間ほど

になっていました。

人事部に相談したところ出てきた回答は

『この業界の永遠の課題ですね・・』でした。

 

永遠という言葉を使う=解決する気ゼロ

だろと思いました。

今はこの発言した人も退職してますけどね。

ありえないですよね。

 

人事部も今は変わり、

その永遠の課題とやらに出した答えが

「みなし残業」という事でしょうけどね。

 

 

もう一つは

会社のバックアップ体制が不十分な事です。

私は会社に入社してから結婚して子供を

もうけた訳ですが、

 

子供は1900グラムの未熟児で生まれて

きました。

育児の手伝いをするために今の仕事を

セーブしたいと会社に相談すると

『男性は育休を取得できない』ルールになって

いると告げられたのです。

 

今はどうか分かりませんが

「なんじゃあそりゃあ!!」ですよね。

考え方が昭和すぎだろって感じです。

 

 

逆を言えば、

独身で残業150時間くらいへっちゃらで

結婚しない人にとってはおススメできます。