こんにちは。
運営者の@motmotです。
運営情報をお読み頂きありがとうございます!
私は
2017年9月まで約10年間東京の建築・消防関係のメーカー企業へ勤め、
趣味もなく友達も作らず、ただ目の前にあった仕事だけをしてきました。
朝は8時には電車で仕事場へ行き、
夜はだいたい22時まで。時には夜勤もあり、
夜勤明けもそのまま帰らず22時まで仕事なんて日もザラです。
これは【限りなくクロに近いグレーな会社なんじゃないか??】
とある日から思うようになりました。
でも、
その仕事が嫌で仕方が無かったのか?といえばそうでもありませんでした。
目の前の仕事には全力を尽くしてきたつもりです。
そんな仕事の向き合い方をしているうちに上司からの期待値が私の
モチベーションとは反比例する形で大きくなり入社10年目には受注額10億円
を超えるプロジェクトを一任されるように。
俗にいう社畜まっしぐらというやつです( ノД`)シクシク…
飲みにも行かないし煙草も吸わない、これといった趣味もない。
そんなつまらない自分が
このまま11年目には11億、20年目には20億の仕事をするのかと思うと
このままではマズいと焦る自分がいました。
そんなキャリアの絶頂期に、ある転機が訪れました。
2013年に結婚した後、3年ほど子供がなかなか授からない期間があって
おかしいねって事になり婦人科へ行き検査をするとお互いに問題があり、医師から
「このままの状態だと自然妊娠はほぼ不可能に近い」と告げられ
悩みましたが、会社は午前半休等を利用しながら不妊治療を開始して
(最終的なステージとしては顕微鏡受精までいきましたが)
ようやく子どもが生まれたのは嬉しかったのですが、生活は一変。
初めての育児だったこともあり、近くに頼れる人もおらず
育児と仕事の両立は難しいと思ったので職場の上司へ相談し、今後の仕事は
セーブさせてもらうか育児休暇を取得させてほしいという話をしました。
しかし、
会社側からの回答はまさかのどっちもNG
はあっ?なんでやねんっ!? ( ゚Д゚)ペッ
「仕事がきつくない部署に回すことはできるけど
給料は下がっちゃうし元の部署には戻れませんよ」
こういうのは何ハラスメントというものなのか。。
現代の社会の流れに順応する気持ちもない会社側の姿勢には
その時、かなりがっかりしました。
その会社の企業理念ではシナジーだ何だって横文字ならべても
結局考え方はド昭和だったんですよね。
そんな中、仕事帰りの駅高架下で運命的な出会いをし
以後2年間生活を共にした猫も扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)という病気にかかり
その早すぎた別れにも、メンタルがかなりやられてしまいました。
なぜもっとはやく病変に気づけなっかったのか、
なぜもっと一緒にいてあげることができなかったのか、
無慈悲すぎる運命の結末に、この時ばかりは神様をも恨みました。
「優先順位が間違っていたのかもしれない」
そう思った時、
気持ちの糸がプチっと切れた音がしたのです。
『子育ては都会ではしたくない』そんな家族からのカミングアウトもあり
(マンション買ったばかりでしたが直ぐに売る段取りをしました)
この際、職場へは「退職願」ではなく
あえて「退職届」を出してやりました。
退職願には
「辞めたいのですが許可して頂けますでしょうか?」
退職届には
「辞めるったら辞める!もう何言ってもムダ!!」
くらい意味合いが違うので、いきなり退職届とはどういう事やねん!!
と私の行動は社内で物議を醸しました。
「いま君のキャリアをここで終えるのは非常にもったいない」
「これは会社の為ではなく君の今後の人生の為に言っている」
これまで会ったこともなかった上司に引き留めの説得をされたり、
私が入社時に上司だった方が退職の話をどこからか聞いて、
私の知らない所で勝手に人事部に掛け合い退職届を取り下げてみたりと
普通ならあり得ないであろうミラクルも多々起こりましたが、
そこは退職届が功を奏し、引越しをして田舎暮らしを開始、
1926gで生まれた小さな赤ちゃんはもう5歳になろうとしています。
(2024年で8歳になりました)
育児をしつつ、CADオペレーターという図面をパソコンで描く在宅の仕事がメインで
1日概ね6時間の契約社員としてまた別の会社で
働かせてもらうことになりましたが(2021年1月コロナの影響で退職)
また一からキャリアを積み上げるような事はせず
田舎暮らしをしながら
『時間にも場所にも左右されない自由な環境』
を追求することに考えが及びました。
そんなの無理だ。
地に足付けて働け。(今は地に足ついちゃってますが飛ぶための下積みを模索中。)
いろいろご批判があるのは承知していますが、
経験者に言われるならともかく
やったこともない、やろうともしないノーチャレンジャーが
頭ごなしに無理だと断定しちゃうのはちょっと違うかなと思っています。
地に足付けて働けというのは
朝から晩までヘトヘトになりながら
社畜として
自分の大切な時間を切り売る事が
どれほど素晴らしい事なのか私には分かりません。(今でもよく分かりません)
が、
否定もしません。
かつての私もそうでしたから。(今もそうだけど考え方を変えた)
私の退職前にもらっていた給料を試しに
働いていた時間で割ってみたんです。
そしたらなんと時給400円でした!
安っ・・・
そんな安さで自分の大切な時間を会社に切り売ってしまった為に
猫の死の間際に一緒にいてあげられなかった事を考えると、
しっかり反省して今後は、切り売る時間を段階的に減らしていけるよう
副業または投資(時間や体が取られないものに限る)を拡大していきたいなと。
そしてゆくゆくは本業を逆転させることが目標です。
いまの時代、会社員として定年まで40年間在籍したとしても
退職金はせいぜい800万円です。(2024年6月まで在籍していた会社の人に聞いた)
という事は
・1年間で20万円
・1か月で1.7万円
さらに1か月のうち22日間出勤したとすると1日当たりたったの
758円
この数字が今まで自分の貴重な時間を労働力として差し出した対価として
割に合っているかと考えを巡らせてみると、割に合ってなくないですか?
この数字が出てきたとき私は、だったら定時退社して近くのコンビニで
1時間アルバイトした方がまだマシだと思いました。
かといってそれを行動に移したくても、まだまだ『副業NG』の会社は
多く、源泉徴収が発行されたら会社にも認知されてしまうでしょう。
そういった意味では時間給で働く副業はあまり現実的ではない。
今後の人生を豊かにする鍵は
『ほったらかしていても自動的に収益になる副業または投資』にあると思います。
名義も自分名義ではなく家族名義で活動をすれば本業にも
差支えはないはずです。
こんな事を書いている間に2024年6月にご縁があって転職することになりました。
転職も何回したかもう思い出せないくらい転々としていますが
今の会社が過去最高に良いと思っています。
とある大企業のグループ会社になるのですが
創業者は「公明正大(こうめいせいだい)」という言葉をよく使っていました。
これはどういう意味かというと誠実とか正直とかお互いを信頼して行動しましょうということを差します。
そういった創業者の遺志は今もなお根強く残っており
例えば福利厚生が手厚かったり残業代は法定最低掛け率よりも上乗せされていたり
フレックスタイムであったり
もちろん給与についても文句のつけようがないほど社員への想いが感じられます。
創業者はだいぶ前の1989年に没していますが最期に発した言葉が
「社員たちは幸せだろうか?」だったそうです。
それを知ったとき、ああこういう人が作った会社なら
時間を切り売ってもいいなと思いました。
確かに私の最終目標は、自分の時間を切り売る時間を最低限にして
時間や場所に縛られない自由な仕事をする事にあり、それは変わりません。
ご縁があって今回このような会社に入れたので、まずは今まで培ったもの全てをぶつけて
創業者の企業理念に沿った仕事へと変化させてみたいと思います。
具体的には、いままではどれだけ仕事をしてどれだけ儲かったかで自分の価値を見出してきたのですが
どれだけ環境改善となる提案をしてどれだけ顧客の悩み事を改善しエネルギー削減となったか
に焦点をあてて活動していければ100点満点です。
加えてお金の面では、企業型DC制度で退職までに1500万円、そのほかに子供が成人したとき用に
月3000円分を投資信託へ、残りを株式に廻して15年計画として運用を開始し年金受給が始まるまでに
年金に頼らずともお金がお金を生むシステムを構築するのも当面の目標にします。
この「キーテイル」というブログでは私の体験を通して
見えてきた生活をより豊かにするための考え方や試行錯誤した結果みたいなものを
発信していければと思います。
メインとなるのは
・仕事(消防設備士、副業、投資)
・Tf@S(CAD)
・上越/東京(地域)
・育児(現実)
・ゲーム・釣り(趣味)
マイペースに楽しく運営していけたらなと
思います。
よろしくお願いいたします。
キーテイル一同。