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私は地方に住みながら週に1度ほど首都圏へ出張しながら

業務を行う約束で契約社員(1年更新)として

2018年ごろから働かせてもらっていましたが、

 

新型コロナ感染拡大を理由に首都圏往来を自粛するようになると

2020年12月のはじめに経営者より

「もうコロナとか言ってる場合ではない」「出張するか辞めるかどちらか選べ」

と連絡があり色々と悩んだ結果、後者を選択しました。

 

私の家族には基礎疾患を抱えた高齢者と喘息持ちの幼児がいるため

守るべき「優先順位」が高かった事もありますが、雇用者が労働者の安全配慮を怠り

コロナなんか関係ないから出張してこいという会社に、このまま身を置いても

未来はないだろうと思いました。

 

年齢的にも何度も転職しやり直しが効く20代ではないので

次の転職に限っては『間違いがあってはならない』とネットや

転職関係の本で情報を集めました。

 

そこで、希望業種や業界を絞らずに転職活動をするなら

【リクルートエージェント】の転職支援サービスが良いとの情報を得て

実際に登録→面談→書類選考→SPI試験→1次面接→2次面接→内定と

進んできた訳なのですが、

 

これからリクルートエージェントに申し込もうと検討されている方にとって

気になる事や疑問点が解決されるような記事を作りたいと思います。

 

Contents

リクルートエージェントってホントに無料で利用できるのか?

無料で利用することができます。

利用した後でお金を請求される事もないので

確実にそして失敗しない転職活動とする為には

 

【ハローワークでの求人申し込み】

【リクルートエージェント転職支援】

の両方を併用しての転職活動が特におすすめです。



というのもハローワークの求人というものは、

ゆるい掲載基準さえ満たせば誰でも無料で求人募集掲載が可能となっている為、

求人数こそ多いもののブラック企業と優良企業との区別がつきにくいという難点があります。

 

一方で業界最大手のリクルートエージェントに掲載される求人は

ほとんどが非公開となっていて紹介料と引き換えに確実に企業が求める

人物像とマッチした転職者を迎え入れたいという意図の求人が多く

 

リクルートエージェント側もある一定の基準で企業調査をしています。

(例えば残業代をうやむやにしている企業とは取引しない等)

全てではないにせよ、

ハローワークでは掲載されているのにリクルートエージェントには掲載されていない求人

は【訳アリ】である可能性があると言えます。

 

また、リクルートエージェントとハローワークに同じ企業の募集があるのに

給与や条件が違っていたりする事もよくあります。

 

リクルートエージェントの求人に記載された条件のほうがより細かいのは

企業が求めている人物像・スキル・ポジションがピンポイントだからと言えます。

そのピンポイントな条件に合致していれば書類選考通過の確率が高くなるのは

言うまでもありません。

なぜ無料なの?何か裏がある!?

サービスを利用する転職者は無料となっていますが、

転職者を受け入れる企業側は成功報酬として【紹介料】を

リクルートエージェントへ支払う事で成り立っています。

 

ちなみに企業側が支払う紹介料は転職者の年収の3割から4割

とも言われています。

一見すると「紹介料ってそんなに高いの?」と思うかもしれませんが、

民間の求人サイト等に求人を出すにも数万円から数十万円の月額掲載料が発生し、

募集を締め切るまで企業は掲載料を支払う必要があります。

 

それがどういう事かというと、

求人募集をしても反応もなく成果も得られないかもしれないのに

掲載料として経費を何カ月間も垂れ流すリスクがあるという事です。

 

それであれば確実に入社してもらえる一人に対して紹介料を払ったほうが

企業にとっても無駄が無く、むしろ好都合となる場合が多いのです。

 

 

リクルートエージェントは何をしてくれるの??

リクルートエージェントに登録すると

キャリアアドバイザーという担当者が一人つき、まずは

「オンライン面談」か「電話面談」を30分ほど行う事になります。

 

この面談を最初にしておかないと、希望する条件や求めている事の

『擦り合わせ』ができないばかりか「転職意欲が低い利用者」と見なされ

サポートが受けられなくなる場合があるので注意が必要です。

 

面談が終わると【キャリアシート】と【職務経歴書】の入力と

顔写真データの提出を求められます。

この辺りはレスポンシブに対応できると転職への本気度がより伝わります。

 

リクルートエージェントでは様々な転職支援があるので

利用するなら100%使い倒したほうがお得になります。

 

企業間とのやり取りは基本エージェントが行う事になっていて

内定が出るまでの間、直接企業とのやり取りはご法度とされています。

 

 

希望に近い求人を紹介してもらえる

1週間に1度ペースでキャリアアドバイザーと面談を行い

面接までの流れや紹介された求人に対する「気になる」「応募しない」「応募する」を

『Personal Desktop』という専用ページで確認していきます。

 

リクルートエージェントでの中途採用の書類選考通過確率は10~20%と低く

一度に内定を2~3社もらい比較するためには最低20件は応募してくださいと

勧めてきますが、私はお勧めしません。

 

面接対応が大変になり集中できないからです。

ちなみにハローワークの場合は面接結果が出るまで次の応募が

できないようになっています。

 

なので、エージェントが推奨する通りに日程を消化しようとする場合、

スケジュールがかなりハードになり日程調整もより難しくなるため

現職に就きながらではさすがに対応できないと思います。

 

 

キャリアシート・職務経歴書の添削や書き方のアドバイスがもらえる

キャリアシート(履歴書)や職務経歴書の入力は

『Personal Desktop』という専用ページから作成する事になりますが、

担当のキャリアアドバイザーより内容のチェック、添削してもらえたり

書き方が分からなければ直接アドバイスをもらう事ができます。

 

自己PRや職務内容に関しては【テンプレート】が用意されていますので

テンプレートに沿った書き方をしないと全部直す事になります。

 

キャリアシートや職務経歴書は書類選考の際、企業の採用担当が

必ず目を通す書類になるので、「文章力」や「独自の世界観」を出し、

面白いと思わせ気に留めてもらえそうな戦略を練ったとしても

 

テンプレートに沿った添削をされてしまいますので

ここでは『個』を出すことができません。

 

 

応募手続きを代行してくれる

キャリアシート(履歴書)と職務経歴書の添削部分を修正すれば

企業への応募はボタンひとつで行う事ができます。

 

しかし実際のところはそこの応募ボタンはボタンでしかなく

キャリアアドバイザーのアシスタントがキャリアシートと経歴書を

プリントアウトした後、企業へエントリーのファックスを送った上で

 

企業へエントリーの連絡を入れてはじめて応募が完了します。

応募ボタンを押した日が金曜日の場合、最悪正式にエントリーが

完了されるのは翌週の月曜日になるかと思います。

 

私の場合、書類選考通過する確立がかなり高いと思われる

募集要項にも合致した求人を2社ほど見つけ、家族と相談し

急いで応募ボタンを押したのが金曜日でした。

 

その日は担当のキャリアアドバイザーが不在であった為、

翌週月曜日に確認するとこれから書類を企業に出すところでした。

結果的に1社から「適任者が他にいた」と言う理由で書類選考落ちの

連絡が来たときは非常にガッカリしましたね。

 

だって担当者不在でもアシスタントが金曜日中に書類を送ってくれてれば

面接に行けたかもしれなかったのですから。

 

募集ボタンを押した後はそのままとせず電話なりメールなり、

「いま募集ボタンを押したのですぐに書類選考に回してほしい」と自分から

キャリアアドバイザーに連絡してタイムラグを最小限に食い止める努力をしないと

私の二の舞になる可能性があります。

 

応募手続きを代行してくれるのは便利ですが、こういう事になるなら

自分でやればよかったと思いました。

 

 

面接日程を調整してくれる

書類選考を通過すると次は面接です。

面接の日程はキャリアアドバイザーと企業間で調整してもらえるため、

直接企業と日程を連絡しあう必要がありません。

 

メールで日程候補日と希望時間帯のURLが送られてくるので

特に何もなければそのまま返信します。

 

その後、企業が日程を確定すると「最終確認」として

もう一度メールが送られてくるので再度返信しなければなりません。

そこが煩わしく感じました。

 

それと大雪や台風などで面接ができない場合は

再度スケジュール調整となり、上記の一連の流れを

もう一度最初から行う事になります。

 

ここも土日祝日を挟んだり、確認メール返信が遅れたりすると

私→エージェント→企業

企業→エージェント→私

のやりとりが遅れ、日程がどんどん後ろへ進む恐れがあります。

 

 

面接対策を一緒に考えてくれる

面接で聞かれそうな事や話し方など

どのようなトーンでどう答えるべきかを面接前に一緒に

考えてくれます。

 

面接と言っても堅苦しい雰囲気の中で企業側が主導権を

握って進めていくパターンや、アットホームな空気の中で

主導権をある程度こちらにくれながら進めていくパターン等

 

いろいろな面接のパターンがあるかと思いますが、

緊張で話したいことや伝えたいと思っていた事が言えないで終わる面接は最悪です。

 

ある程度の緊張感があっても

・何故この会社を選んだのか

・前の会社は何故辞めたのか

は、面接官が最も知りたい内容でもあるので

緊張しても伝えられるように練習するしかないと思います。

 

また、何故この会社を選んだのかという問いに対して

「給与が良いから」

「福利厚生が良いから」

「ワークバランスが整えられるから」

 

と答えてしまうのは、結婚したい女性に対して

「顔が良いから」結婚してくださいと言っているのと同じで、

OKがもらえる見込みは限りなく低いですよね。

 

会社に対して自分が一番魅力を感じているところを探し出して

面接官が「この人となら一緒に働きたい」と思えるような

心を震わす回答を準備する必要があります。

 

面接日までに会社のホームページへアクセスして

その会社がどんな事業を展開しているのか、企業理念は何なのか等、

まずは会社の事を深く知る事が重要です。

 

 

面接後のフォローをしてくれる

面接の後にアンケートメールが送られてくるので

翌日の正午くらいまでの期限で返信しなければいけませんが

・面接の手ごたえがあったか

・どんな質問をされたか

・入社したいと思う度合はどのくらいか

・不安に思う事や懸念事項はあるか

・キャリアアドバイザーに聞きたい事はあるか

・今回のは第1志望か

・併願先はあるか

・企業へメッセージはあるか

などへの回答を入力します。

 

ここも少し煩わしいところですが、それぞれの質問に対して

「アンケート結果を企業にも伝えて良いか」という項目があり、

「伝えない」を選択すると、企業からリクルートエージェントに

問い合わせがある事があります。

 

実際に私もアンケートでは企業には見せたくないような

事を書いていたので企業には「伝えない」を選択したのですが、

その日の夜遅くにキャリアアドバイザーのアシスタントから

連絡が入りました。

 

アンケートなのですから正直「企業に伝える」ボタンは

必要ないと感じました。

 

さらに、後日キャリアアドバイザーから「面接はどうでしたか?」と連絡が入りますが、

アンケートに記載した内容を確認してもらっているのであれば

連絡自体も不要であったかと思います。

 

 

内定が出た後、条件等や入社日を交渉してくれる

内定が出た後も労働条件や給与面を交渉してくれると

他サイトでは書いてありましたが、私の場合は

企業から提示された条件通りでした。

 

というのも労働組合が存在するような企業の場合は

社内規定で細かく決められ提示された条件に対して

リクルートエージェント側から「給与もう少しあげてください」とか

「ここの労働条件なんとかなりませんか?」等と交渉できる余地があるとは到底思えません。

 

仮に給与を上げられたとしてもその分リクルートエージェントに払う

紹介料も上がってしまう訳で、そういった交渉事はおそらく

してないんじゃないかと思っています。

 

入社日については注意が必要で、

リクルートエージェントにも「営業ノルマ」があります。

 

仮に月10人紹介するというノルマがあったとして

来月はノルマ達成見込みだが、再来月のノルマが厳しい場合、企業との交渉の中で

知らない間に入社日は再来月とされてしまう場合があります。

 

《紹介料を10%下げますので入社日は再来月でも良いでしょうか》

《〇〇さんが来月入社は厳しいと言っている》

 

なんとでも言えます。

 

私の場合は二次面接では「いつから働けるか?」という質問があり、

『御社のご都合に合わせます、逆にいつからなら大丈夫ですか?』と返すと

「準備があるのですぐだと厳しい、余裕を見て2月にしましょう」との事でしたが

 

リクルートエージェントから「3月入社となってしまいそうですが大丈夫でしょうか…」

と連絡が入り疑いの目を持ちました。

私もコロナによって退職を余儀なくされ、離職票が届く前に内定が出た為に

失業給付も再就職手当も受給できないのに、大丈夫じゃないですよね。

 

企業側が本当に難しいのであれば仕方がないと思います。

リクルートエージェント側の都合が優先される事は

決してあってはならない事ですが、絶対にないとも言い切れません。

 

 

現職の退職交渉などアドバイスがもらえる

私の場合、リクルートエージェントに登録時は

退職届を出した直後でしたが、もちろん退職届を出さないまま

転職活動を行う事も可能です。

 

内定が決まった場合は数日のうちに【内定応諾】をするかしないかを

決めなければならず、入社時期にもよりますが、応諾後の割とすぐに

退職届を出す事になるかと思います。

 

企業の社内規定によって例えば1か月前と規定されていても

法的には退職の2週間前までに退職する旨を通知すれば退職することが

できますが、引継ぎ等もあり引き留めにあったり退職を許可してくれない

 

等のトラブルに発展する場合もあります。

リクルートエージェントでは退職交渉の仕方などのアドバイスはしてくれますが

代行はしてもらえないのでご注意下さい。

 

せっかく内定をもらった企業にまで迷惑をかけないためにも

トラブルへ発展しそうな場合は「弁護士」や「退職代行」に

早めに相談されると良いと思います。

 

 

入社までのフォローをしてもらえる

内定が出てから入社日が決まると担当は変わりますが

入社までフォローしてくれる部署があり、そこで内定後

条件について聞きたい事や不安に思っている事などを相談できます。

 

とはいえ、内定後は直接企業との連絡が可能となりますので

例えば入社後に使用するPCのグレードであったり、業務中に着る事になる

作業着のサイズを伝えたり等は直接やりとりする事が望ましいでしょう。

 

少なくともリクルートエージェントを介していれば

内定通知書に書かれた条件と実際の条件と違ったといった事があっても

対応してもらえるのでその点では安心できるかと思います。

 

 

リクルートエージェントを使うメリット・デメリットまとめ

メリット

〇サービスは無料で利用できる

〇総合的(特に業種を絞らない等)な転職活動には向いている

〇首都圏での求人数が多い傾向にある

〇専属のキャリアアドバイザーがつく

〇応募書類の添削をしてもらえる

〇希望に近い求人を紹介してくれる

〇求人応募がボタン一つでできる

〇面接対策を一緒に考えてもらえる

〇企業間の調整をしてくれるため直接連絡しなくて良い

〇内定辞退申し入れも代行してもらえる

〇年収が高い程プロフェッショナルなアドバイザーがつく

〇コロナ禍の為、面接以外は人と会う事が無い



デメリット

×業界や業種で不得意分野がある

×特化型(新卒・ITのみ等)の転職活動には向かない

×地方での求人数が少ない傾向にある

×応募書類作成に手間と時間がかかる

×作成した応募書類は他サイトから又は他サイトへ流用できない

×書類選考は機械的に落とされてしまう

×専属アドバイザーの経験・力量に左右される

×年収とサポートの質が比例している

×企業との間に立つため連絡等でタイムラグが発生しがち

×内定まで企業とは直接話をする事はご法度とされている

×応募書類で個性を出すような記載をする事は許されない

×人によっては面接対策のダメ出しがエグい

×面接後のアンケートメールは早く返信しないと催促がくる

×21時でも22時でも当たり前のように電話を掛けてくる

×専属アドバイザーは何件も掛け持ちしておりレスポンスが悪い場合がある

×リクルートエージェント都合で調整事をされてしまう恐れがある

×失業手当や再就職手当を念頭においた提案や調整はしてもらえない

 

 

さいごに

以上、実際に私がリクルートエージェントに登録し

サポートを受けて、どんなサポートを受けれたのか、

エージェントを利用するメリット・デメリットをお伝えしました。

 

転職エージェントの書類選考等は機械的に落とされてしまうので

個人で直接履歴書を企業に送ったほうが面接まで行ける確率は

正直高いのではないかと思いますが、

 

退職後に失業保険や再就職手当を受け取りたい場合には

ハローワークや転職エージェントを利用した就職でなければ

受給を認めてもらえないという条件もあるので、詳細については

ハローワークのHP等を確認されたほうが良いかと思います。

 

上記を加味した上で効率的かつ失敗なく転職活動を行うには

まずは

・空白期間が空かないように会社を辞めずに転職活動をする

・会社を退職後、失業保険をもらいながらじっくり転職活動をする

このどちらかを決めた上で、

・ハローワークへの登録

・転職エージェントの登録

 

を行い、ハローワークと転職エージェントの両方を比べながら

【良いとこ取り】していく方法が最も良いのではないかと思います。

【リクルートエージェント】フォーム用

この記事が

後悔や無駄のない転職活動への手助けとなればいいなと思います。

私自身のコロナ退職や失業保険がもらえない等、醜態をさらす事にはなりましたが、

それが活きるのであれば私の失敗も報われるのではないかと思います。

 

私の失敗例1

【離職票が届く前に内定が決まると失業保険も再就職手当ももらえなくなる】

 

失敗例ではないかもしれませんが、

【コロナで退職勧奨を受けた時に相談する事とやるべき事】