消防法を知らない意匠設計者が

あまりにも多すぎる!

この間もプロット図と呼ばれる

天井器具の平面配置を決めるための図面を

提出したのですが、

 

一週間後、意匠設計者が赤字で書き込んだ

指摘内容を見て

「へ? 冗談でしょ(笑)」と思わず叫んでしまった。

 

作図期間は土日で対応しろと言わんばかりの

厳しい作図工程のなか、

消防設備士の職務として、そして

消防設備士の視点でスプリンクラーヘッド

(※以降SPヘッドと呼ぶ)

の配置を検討した『私の作品』に対し

 

センスがないねと真っ向から全否定。

しかも

ここに配置しろというご指摘の場所は

消防法によって置くことができない位置

だった事にはさすがに

「どうかしてるぜ!」と思った。

 

プロット図は通常

電気の照明プロット

   ↓

空調の器具プロット

   ↓

消火のSPプロット

   ↓

電気で取り纏め

といった順番でメール回覧されていく。

 

今回は土曜日中にあなたへ回覧するので

月曜日の朝までに修正後返信してねという

内容だった。

所属会社との雇用契約は土日祝日が休みだが

これはパワハラというものではないのか?

まずここでイラっときた。

 

私にも休む権利がある!

子どもを遊園地へ連れて行ったり買い物を

してはいけないという事か!

冗談じゃない!!

 

そこで、仕事を投げてきている会社の担当者へ

・時間がないので間に合うかどうか微妙である

・SPのプロット修正は次回にしてもらえないか

といった内容で、

 

まず空調と電気が干渉していますのでそちらを

解消してからでも遅くはないのではないですか?

と提案したところ

 

みんな時間の無い中でやってもらっています。

これでも消火は外部なので時間をもらっている

ほうです。

躯体対応の為のプロット回覧といえど、意匠は

SPも細かくチェックしてきます。

〇〇建設と〇〇設計には通用しません!!

 

と逆ギレ状態でメールが返ってきた。

確かに会社の名前は立派かもしれないが、

やっている事は『二流』である。

 

消防設備士には人命や財産を災害から

未然に防ぐという重い使命がある。

それ故に時間がないという理由だけで

適当な仕事はできない。

 

その上で対応したという経緯があったので

余計に腹が立ってしまったのである。

 

どうやら私の作品は

『絵に描いた餅』となりそうである。

消防法を知らない意匠設計者がチェックすると

こういう事になるのである。