年収400万円の35歳サラリーマンが
じぶん銀行で住宅ローン申込みをした場合、
「全期間固定金利」と「変動金利」で
借入可能金額がどのくらい変わるのかを
じぶん銀行HPのシミュレーション機能を
使って比べてみました。
Contents
全期間固定金利でのシミュレーション結果
借入可能額 ¥17,700,000-
毎月返済額 ¥59,182-
返済利息 ¥7,424,638-(借入額の約42%)
諸費用
事務手数料 ¥389,400-
登記費用(概算) ¥165,000-
—————————————————————————–
総費用 ¥25,679,038-(借入額の1.45倍)
※35年固定金利は2020年7月時点で2.130%
返済負担率は
(毎月の支払額×12÷年収)×100
で算出することができるので
(59182×12÷400万)×100=約17・8%
変動金利でのシミュレーション結果
借入可能額 ¥23,400,000-
毎月返済額 ¥59,816-
返済利息 ¥1,722,876-(借入額の約7.4%)
諸費用
事務手数料 ¥514,800-
登記費用(概算) ¥205,000-
—————————————————————————–
総費用 ¥25,842,676-(借入額の1.1倍)
※変動金利は2020年7月時点で0.410%
返済負担率は
(毎月の支払額×12÷年収)×100
で算出することができるので
(59816×12÷400万)×100=約18・0%
じぶん銀行のHPアドレス
https://www.jibunbank.co.jp/products/homeloan/simulator/?cid=gnv06
比較した結果生まれた借入金額の差
年収400万の35歳サラリーマンが
固定金利か変動金利を選ぶかの違いだけで
¥5,700,000-
変動金利のほうが銀行から570万多く
借入られることが分かりました。
総支払額はどちらもさほど変わらないのに
こんなにも差がつくとは・・・
シミュレーションでの返済負担率は
17~18%での設定となっているようです。
フラット35では
年収400万円未満→返済負担率30%以下
年収400万円以上→返済負担率35%以下
という基準を設けていますが、
それを踏まえるとじぶん銀行の返済負担率は
18%なので厳しめなのかな?
という印象です。
実際はもう少し貸してもらえるんじゃないの?
って気がしてしまいますが、
じぶん銀行の場合は融資審査もネットからで
対面での相談はできないようです。
なので
シミュレーション結果以上の借り入れは
申し込めないんでしょうね。
にしても
変動金利の0.410%は
めちゃめちゃ低金利です。
業界最低金利なんじゃないですかね?
反対に
35年固定金利の2.130%は申し訳ないけど
少し高いと思います。
フラット35だと1パーセント台なので。
変動金利で5年毎に124%ずつ支払額が増加した場合は?
固定金利というのは払い続けている間は
金利がずっと一定で変わらないのに対し、
変動金利は年に2回金利の見直しがあります。
毎月の支払額は5年に一度見直しがあり、
金利が大幅に上昇していても一度に
125%以上の増額しない事になっています。
ちなみに超好景気になってあり得ないくらい
金利が上昇し続けたとして、
5年に一回124%の増額があった場合の
毎月の支払額はこうなります。
0年後→\59,816-
5年後→\74,172-
10年後→\91,974-
15年後→\114,048-
20年後→\141,420-
25年後→\175,361-
30年後→\217,448-
支払い総額的には
1-5年 \3,588,960-
6-10年 \4,450,320-
11-15年 \5,518,440-
16-20年 \6,842,880-
21-25年 \8,485,200-
26-30年 \10,521,660-
31-35年 \13,046,880-
合計支払い総額 \52,454,340-
にまで膨らむ計算になります。
こうなる確率はゼロですとは断言できないですが
これはたぶん、ない笑
過去のバブル経済期の金利(8%)をみても
昨今の不安定な世界情勢を見る限りでは
限りなくゼロに近いのではないかと思います。
金利上昇のリスクを抑えるなら
固定金利にするしかないと思います。
もうこれは賭けです。
35年間金利が上がらなければ
変動金利の勝ち、
逆に1パーセント以上金利が上がっていれば
固定金利の勝ちです。
私個人的にはいま35年固定金利が
1パーセント程度なら長期金利がこれ以上
下がる事は考えにくいので
金利1%の固定金利(35年)で借りれるなら
(昔は3.5%以上だった)
固定のほうが安心できるのではないかと思います。
最後に注意事項になりますが
もし、じぶん銀行で住宅ローンの
融資審査を受けることになる場合は
条件の一つに
「じぶん銀行の普通口座を持っている事」
とあるので
審査を受ける日までに
auじぶん銀行の口座開設を済ませておく
必要がありますのでご注意ください。
郵送で申請可能となっていますが
カードが届くまで7-10日かかります。
借り換えの場合
また、借り換えの場合は
☑借り換え後、金利差が0.3%以上できる
☑住宅ローン残高が1000万円以上ある
☑返済期間が10年以上残っている
上記に該当すればメリットがあると言われています。
借り換え時にかかる事務審査手数料と登記費用で
借り換え融資額の3%程度とられてしまうため
あのあたりを加味して考える必要があります。
シミュレーションしてみてトータルの総支払額が
減るかどうかが重要です。
じぶん銀行の場合はこの3%程度の事務手数料と
登記費用を含めた借り換え金額で住宅ローンを
組むことが可能です。
本来であれば借り換え後、総支払額が増えたら
借り換える意味はないと言う方もいますが
私は必ずしもそうではないと思っていて
例えば当初組んでいた住宅ローンでボーナス月の
支払いを増額していたのに突然ボーナスの支給が
無くなったりすれば、当然毎月の支払いはきつくなります。
それであれば毎月の支払額が仮に3000円増えても
ボーナス月支払いなしで住宅ローンを借り換える
意味は十分あると思っています。
こちらはじぶん銀行に限ったものではありませんが、
・住宅ローン借り換え診断⇒無料
・審査が通るかどうかの与信診断⇒無料
ここまでは無料で診断してくれます。
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コンサルプラン⇒有料で成功報酬型(借入額の1~5%)
〇銀行選び
〇仮審査申込
〇役所からの証明書類取り寄せ
〇本審査申込
〇借入契約
〇銀行での完済手続き
〇抵当権抹消手続き
〇の面倒な部分は企業が代行してくれるので、
「メリットがあるなら検討したいが面倒くさいのはちょっと」
という方におすすめです。
選定する銀行によっては
・初期費用や登記費用を住宅ローンに盛り込む
・代行サービス成功報酬を住宅ローンに盛り込む
・他で借りているローンを住宅ローンに盛り込む
事も可能となっています。(不可の銀行もあり)
なのでお手持ちの現金を支払いに使うことなく、
借り換えで上記項目が全て盛り込まれた上に
総支払額が減り、月々の返済額が下がるのなら
借り換える意味は大きいと思います。
こんな事ができるのは超低金利で推移している今にしか
できない事ですね。
借り換えの診断(住宅ローン削減メリット)と
与信(借りれるかどうか)の診断は無料なので
借り換えするかどうかは別として、
・総支払額がいくら減るか知りたい
・毎月の支払いがいくら減るか知りたい
・今の自分に銀行が融資可能かどうか知りたい
場合はお店に行く事なく、ネットから診断申込ができて
便利です。
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